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ワレット制作とうとう完成!!

ワレット制作とうとう完成!!

前回の制作でだいぶ全貌が見えてきたので今回は一気に完成させたいなぁ~(ノ∀`)っぷw ワレットの本体外側にステッチ部分をステッチンググルーパーを幅3mmに設定して薄く表面を削る。 見返し部分のレザーをボンドで貼り付けます。ペタっとね(●>艸<):;*.':;.ブッ 写真で分かりますか?少し曲がってますよね? そうそう、ここが一番難しい難所なんですよキタ―(゚∀゚≡゚Д゚)ムハァ―!! 二つ折りのワレットは折り曲げた際にピタっと面をあわせるため内側のレザーの幅が短く設計する必要があり湾曲した状態で菱目を空けてソーイングする必要があるので、難しいんですよね。 カードケースとパスケースを縫いつけた本体内側の外周3mmにボンドをつけてクリップで挟んで、ボンドが乾いたら、菱目打ちで菱目を空けていきます。一番の難所はカードケース部分。最大レザーが4枚重ねと非常に難しい。菱目空けてる時にボンドが外れてズレそうになるし、大変でつ。・゚・(ノ∀`)・゚・。 ソーイングして、コバ処理して・・・。 どやさぁ~。でけたどぉ~オッ(´・д・`)o チュー(´ゝз・`)ノ⌒☆。 処女作にしてはこの完成度。来ましたな。うん。うん。 手にもピッタリと馴染むこの感覚オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!! バッチリですやん。 レザーはエイジングをある程度進行するように日光で日焼けさせてるんで、使い続けると綺麗な飴色になるはずです。 これは楽しみなアイテムが完成です。

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ワレット第3回:パース(小銭入れ)の制作

ワレット第3回:パース(小銭入れ)の制作

カード入れは前回で制作できたので、次はパース(小銭入れ)部分の制作です。 本体部分を結合させる作りになっているので、セロハンテームでカヴァーと併せて縫い目を作つくります。もちろん2本菱目から始めて直線部分は4本菱目で行います。 合わせ蓋部分のコバを処理してマスキングテームで保護してから着色。ここまで来ると意外と手際が良くて作業がサクサク進みます(笑)。 プラモデルにハマっていた少年期を思い出しました*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆ 本体に、パスケースを縫いつけます。縫い付ける部分をボールペンで輪郭を描きます。 菱目打ちを行う際にズレないように、ここでまたセロハンテームで固定します。 菱目打ち。ボールペンで描いた輪郭からズレないように行います。 慣れてきたけど調子に乗ると失敗します(笑)。 んで、ハンドソーイング♪ 写真の方向を裏面として考えて縫い終わりを持ってきます。裏は札入れになるので縫い終わりが気になるかなと思って。 う~ん。ユーザー志向(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン んでカヴァーを取り付けてソーイング。 冒頭に菱目で穴を開けているので、それに従って縫い付けます。 段々全貌が見えてきてこの時点で嬉しくなってきましたキタ―(゚∀゚≡゚Д゚)ムハァ―!! コバを処理してここでもマスキングテープで保護してコバ部分を赤く着色します。 さていよいよ完成が見えてきましたよ。

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ワレット制作第2回:カードケースを本体に取り付ける

ワレット制作第2回:カードケースを本体に取り付ける

カードケースを前回作成したので、本体のレザーに今回取り付けてみよう(人´∀`).☆.。.:*・° 本体のレザーに重ねあわせてみる。縫い付ける部分を想定して3mm幅でマルチステッチンググルーパーで薄くレザーを削る。 菱目打ちでステッチのベースとなる穴を貫通させていくわけですが・・・。最初は2本菱目打ちを利用しています。だって初心者ゆえにチキン(´ー`)y─┛~~ですから(笑)。 こっから4本菱目打ちで打っていきます。極力まっすぐしたいので、2穴戻って打ち込みます。でもレザークラフトルーキーはこれだけではいけません( ̄x ̄)乂。 一度空けた穴を再度2本菱目打ちで打っていきます。使用しているレザーは2mm厚のサドルレザーになるので、2枚合わせるだけでも単純に4mmとなり、なかなか針が通らないので確実にあけます。菱目打ちも4本より2本、1本の方が力学的にも貫通力がありますので、極力少ない刃数の菱目打ちで仕上げるのがオススメだと思います。ってか実感した(。-`ω´-)ぅぃ。 使用するのは勿論赤のステッチにしたいので、こちらのラインを使用してソーシングを進めます。縫いたい長さの5倍の糸が必要です。 ワレットを広げた時に目に付くステッチになるので、極力縫い終わりを見せたくないと思ったので財布の中心から外側に向かってソーイングすることにしました。初心者でもちゃんと考えてるんでつ(笑)。 レザーが分厚くて縫いづらい・・・(;´ρ`) グッタリ。 初心者の私はレーシングポニーを使用せずそのままソーイングしています。一針ごとに表裏のステッチを確認しながらやってます(笑)。 縫い終わりはこんな感じ。横も縫い付けるので縫い終わりは目立たないはず・・・ガード(。・д・)ノ||゛;`;:゛;`;:゛`;:`。 ソーイング終了の図。まぁまぁの出来かな?う~ん。自画自賛(笑)。 コバはこんな感じで結構揃ってますが、ここからサンドペーパーをかけてこばを磨きます。 磨き続けること30分ぐらいε=(‐ω‐;;)。 ツルツルになったコバ。本体のレザーも薄いですが、コバ仕上げを同様におこないました。今回コバは赤く仕上げたいので着色していきます。 はみ出したら非常に切ないコトになりそうなんで、コバ周辺をマスキングテープでマスキングします。 着色剤を塗るのは筆がないので、綿棒で代用しました(*´д`*)アハァ。 やってると足りない道具が一杯あるんです。全然初心者キットじゃねぇ~よ(笑)。着色剤を乾かしている間にこんどはパース(小銭入れ)部分を制作します。 小銭入れも難しそう・・・。第3回へつづく(笑)。

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レザー製品の洗い方

レザー製品の洗い方

レザー製品は素晴らしいですよねぇ~(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン 何年も使えて、自分のカラーになってくれる。そんなレザーアイテムを何年も大事に使い続けるには、1つだけ条件があります。それはメンテナンスを定期的に行うことです。私の周りにも汚れたブーツを見せて 「味があるでしょ?」 と言われることがあるのですが、汚れているのとエイジングはまた別物です。メンテナンスをしっかり行いましょう。さて、今回は私のお世話になっているイタリア料理のシェルからの依頼。それがこちら。 二つ折りのワレット(財布)ですが、なんとこのレザー。アルマジロなんです∑(ι´Дン)ノ。何でも親しいお知り合いのお土産に頂戴したものらしく、何年も使われているそうで、今回メンテナンスでお預かりました。 レザー製品の魅力は何と言っても種類を問わず使い続けて行く皺や色の変化にあります。こちらのお財布も愛情を込めて使われたのでしょう。タイの製品らしいですが、タイの製品は縫製など作りが粗悪な場合が多く(アジア全般だけどね・・・)使用続けているとあちこち壊れれていく傾向にあります。 財布を開いてみるとあらら・・・。小銭入れのポケットがほつれています。ってかステッチが無い・・・・。貼りあわせですな・・・。インナーはシープスキン(羊)のようですが。だからタイの製品は・・・。と嘆いていないで、早速メンテナンス開始です。   お財布は凄く汚れるアイテムなので洗剤で洗浄を レザー製品は家庭では洗えないってイメージがあると思いますが、しっかり洗えます。 レザー専用のサドルソープと言う洗剤があるので、それで洗うことが出来ます。 まずは水で濡らしたタオルを固く絞ってレザーを吹いていきます。これは埃を取り除くのと、レザーに水分を与えることが目的です。 使い古した歯ブラシを濡らしてサドルソープを泡立ててレザーに塗りこんでいきます。 乾いたウエスで拭き取ります。メッチャ汚れてますねΣ(°д°lll)ガーン 表側も同様にサドルソープを泡立ててかるく歯ブラシでブラッシングしてあげます。 汚ねぇ~~~~~~~~~~~~~~ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!! 従来お金自身が非常に汚れていますからね。財布は特に目に見えにくいですが、非常に汚れやカビの原因が多いアイテムです。 綺麗に汚れを拭き取るとこんな感じに・・・。ただサドルソープはレザーに必要な油分まで洗い落としてしまうので、メンテナンスクリームを補充する必要があります。 アルマジロには何のオイルが良いのかわかりませんが、エキゾチックレザー(爬虫類)に使えるマスタングペーストなら良かろうと言うことで塗りこむと使い込まれていたこともあり、美しい表情を見せてくれました。 次は破損していた小銭入れのポケット部分の修理です。綿棒でレザー専用のボンドを塗りつけて1分ぐらい待ってから 木槌でコンコン叩いてあげて出来上がり。 中のシープスキンにもオイルを淹れて出来上がり。綺麗になりました。 レザー製品は洗えないってことはなく、頻繁に洗う必要がなくても汚れや使用時間によって洗ってあげるともっと綺麗に長く使うことができます。皆様のお財布も真っ黒になってませんか?是非これを機会に綺麗にしてあげて下さい。 ついでだから私の革蛸のワレットも洗浄しました(笑)。

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レザークラフトと言えばワレットでしょ?

レザークラフトと言えばワレットでしょ?

レザークラフト、最近メッチャ流行ってるそうですね!! ってことは、私は流行に乗っている?と嬉しくなってしまいます。しかし、やってみると意外と面白いもので、どんどん難易度の高いモノに挑戦したくなります。 「レザークラフトと言えばワレットだよねぇ~。雑誌見てもハンドソーイングのワレットは高級品だし」 って会話からワレットに挑戦することにしました(笑)。本当はロングワレット(長財布)を作成したいところですが、難易度が高すぎるそうなんで、二つ折りのワレットから作成することに。 早速制作に入りましょう。 パーツを並べます。9つのパーツなんで簡単に思えます。 パーツの段階で、マスタングペーストをたっぷり塗りこみ、日光でタンニンさせます。 ワレットのポケットを縫いつけます。今回コバを赤くしたいので、コバ部分を赤く染色しました。練習の甲斐もあり、ステッチは我ながら完璧かな(笑)? 縫い終わりは、ライターで焼いてボンドで止めます。 2枚目のポケットを取り付けますが、取り付ける両サイドに各3mm程度綿棒でボンドを塗りつけて木槌で軽く叩いてボンドが乾いてから縫い付けるほうがやりやすいですね。塗りしろを3mmまでに抑えるのがコツです。全部塗っちゃうとカードが入らなくなります((( ;゚Д゚))) 2枚目のポケットを縫い付ける。1枚目のポケットに被さる感じなんで、少し縫いづらくなります。 やってみると、ボンドの効果が想像以上に大きいことが実感できます(。-`ω´-)ぅぃ 裏面のステッチも綺麗に決まってます。初心者の私は毎回確認してしまいます。 ハンドソーイングの決めてはやはりステッチです…(*´д`)アハァ… カードケースをベースのレザーと各ポケット3枚を右のタテ一列に縫い付けます。3枚目のポケット周囲3mmには勿論ボンドで固定しています。コバを赤くしたいので、見える部分に関しては、赤の糸を使ってソーイングしてみましたo(´∀`o三o´v`)o ひっくり返してみてみると、レザーの固定が少し不安定だったのか、少しステッチが歪んでいるような・・・Σ(°д°lll)ガーン 少し下のレザーがはみ出しているのが分かりますか?台紙通り切り抜いてもやはり多少の誤差があるので、どう微調整するのかが、ハンドソーイングの難しいところでしょう。 コバもザラザラですよね。ここからコバ処理をします。 ①サンドペーパーで高低差をなくす。 ②綿棒で水を含ませる。 ③木の棒で擦る。 ④艶が出るまで擦る。 ⑤トコフィニッシュをつけてこれまたひたすら木の棒でこする。 そうすると・・・。 写真が分かりにくいかな? コバが一枚皮の断面のような綺麗に繋がって見えます。これでカードケースがひとまず完成!! これからどんどん難易度が上がっていくのかもしれませんが、楽しみですo(^O^*=*^O^)oワクワク

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会長処女作その名もエイジングカードケース

会長処女作その名もエイジングカードケース

さぁ、道具も揃えた! そしてレザーも予めオイルを染み込ませて、日光浴させた。待望のクラフトを開始!! まずは、セットについていた型紙を使って、カードケースを作ろうと思いますヾ(´^ω^)ノ♪ 型に併せててレザーを切り分けますが、通常革を裁断するのは革たちって専用の道具があるのらしいですが、初心者セットには付属されておりませんでしたΣ(°д°lll)。カッターナイフ凄く使いづらいです。いきなり裁断ミスって勝手にサイズ変更(笑)。 まま、気を取り直して、レザーの裁断面を丁寧にコバ処理します。 ステッチを入れるトコロにはステッチンググルーバーと呼ばれる道具で薄くレザーを切ります。 レザーは普通の裁縫と違って硬くて針が通らないので、予め穴を空けておくらしい・・・。 これは菱目打ちって道具で穴を空けたいところにせっとして木槌で叩いて穴をあけます。必死にやってるので、客観的に見ると丑の刻参りかも(笑)? 縫いたい長さの4~5倍の長さの糸の両端に縫い針を取り付けます。 この時点でメッチャワクワク。 始めてだとレザーってこんなに固いの?って思ってしまいます。両面から縫い上げるので目は痛いは指は痛いわです。 気を抜くとステッチが歪んでしまいまつ・・・。う~ん。難しい こんだけ縫うのに10分ぐらいです。返し縫いのところが難しいよぉ~。 縫い終わりはハサミでちょんぎって 2mmぐらい残しているのでライターで焼いて止めます。 指を火傷したぁ~Σ(゚Д。ノ)ノ━!!? 各パーツを縫い合わせるでぇ~。最初の裁断ミスでガタガタやん。私の心もガタガタやん。不細工な出来栄えの予感に怯えつつもやるしかない! なんとなく形になってきて、出来栄えをきにしつつ。縫い続けるのみ!! 縫い終えたァ~!! カルチャー教室でほめられただけあって、ステッチ綺麗やん。 これでコバを磨き続けて・・・。 でけたぁ~。ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!! 最初にオイル入れただけあってそれっぽい風合いになってませんか? 使い続けると均一にエイジングするはずです。 どうです?ポケットにはある程度の膨らみをつけてみました。 折り返し部分も丹念に磨いて艶出ししてみました。裁断ミスってガタガタしてたけども、削って磨いてコバをブーツのコバっぽくオイルで仕上げてみました。 勝手に命名しましょう。エイジングカードケースだぁ~。   2回目は植物タンニンなめしで作ってみたら慣れた 最初の制作は勝手がわからずに苦労したので、またレザーを購入して同じカードケースを作成してみました。レザーの裁断から3時間ぐらいでできちゃいました。2時間の短縮。これは慣れだよ。慣れ。で同じもの作っても面白くないので、芯染めの植物タンニンなめしのレッドレザーで制作。 どやさぁ~(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ レザーの性質が異なりますが、ステッチも綺麗にできたし、なかなかの出来栄えじゃん!!   すぐに調子に乗ります(笑) なかなか上手と褒められてすぐに調子に乗ります(笑) 財布をつくりますよ。財布を。 現在オイル淹れてひなたぼっこ中。段階早いかも知れませんが、挑戦します!!

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会長レザークラフトを始める!!

会長レザークラフトを始める!!

こんにちは。日本経年変化協会を立ちあげて以降、準備に奔走しておりましたが、ずっと暖めていた企画をこの度実行したいと思います。 実際、私も経年変化を楽しむために、製品を購入して定期的にメンテナンスして長年愛用するといった行動を続けて参りました。特にレザー製品は上手く思った通りの変化をしない・・・と言った経験は皆様一度はあるはず(笑)。サドルレザー(ヌメ革)の製品であればパーツの段階でオイルを入れてある程度タンニンによる変化をしてから縫製して欲しい・・・。オーダーメイドでされている職人さんもいらっしゃいますが、もっと気楽にやってみたいや・・・。 それはもう、「自分でやるしかないんだよ」ってことで、私会長はレザークラフトを始めることにしました。 先日カルチャー教室で体験レッスンをしたところ、スクールの方から 「素晴らしい器用さですね。」 と褒めてもらい、おだてられりゃ、どこでも登る(笑)。実際カルチャー教室通う時間なんぞもないので、独学でやったるでぇ~。ってことで早速始めることにしました。レザーのメンテに関しては知識あるので、もう安直にできると思いつつ(笑)。 どぉ~ん クラフトマンの定番ショップ東急ハンズさんでレザークラフトのハンドソーイング入門キットを購入!!現在レザークラフトを趣味とされている方も最初はこんなセットから始めたに違いないはず(笑)。 何でもまずはカッコからはいりまっせ(笑)気分はもう、職人、ワーカーですわ。 リアルマッコイズの8HOUR UNIONデニムワークシャツにBUCOのオーバーオール、レッドウィングのロガーブーツに完璧なコスです(笑)。 では早速記念すべき箱を明けてみようかなぁ~♪ 入門者に最低必要なキットが詰められていて、誰でも分かる説明書が入ってるとのこと。期待に胸膨らませて取り出してみようではないでしょうか。うん。うん。 なんじゃこりゃぁ~Σ(゚д゚lll)。 当たり前だけど、レザーのメンテナンスでは使わない道具ばかり・・・。こんなの使いこなせるんですか私・・・。 取り扱い説明書って2つ折の紙が入っているだけ・・・。専門用語のオンパレード・・・・。 どこが簡単やねぇ~ん。全然分からんや~ん(゚Д゚υ≡υ゚Д゚)ァ。 次のページは「あとこんな道具あるともっと楽チンにできますよ。」的な広告のページが・・・。セットやったらそれを付属してくれよぉ~。裏返すと楽チンに出来ひんってことやん・・・。ツッコミどこ満載のセットでございます。(´σД`)知らんがな・・・ レザーが付属されておりますってこれ?ハム?なのかい? しまったぁ~ウヒャ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!! カルチャー教室ではレザーパーツがすでに裁断されていたが、今回は自分で裁断せなあかんってことですやん。冷静に考えればそりゃそうなんですけどね・・・・。カピカピのサドルレザーが付属されておりました(笑)。これじゃイキナリ作れないよね。そうだ、この段階でしっかりレザーをメンテナンスしてやろうと思いつきました。 レザーの裏側。所謂床面は、毛羽立っているので、つるつるにして上げる必要があります。 付属されていた、ビニール板の上でレザーの床側を上にして、これまたセットに付属されているトコノールで処理します。トコノールはコバを処理する際に使うものなんですけどね・・・。20mlしか付属されていないので、注意深く使わなければ(*´д`*)ハァハァ。 ネバネバしてるぅ~Σ(||゚Д゚)ヒィ~!! オクラとか山芋とかネバネバしたものが大好きな私ですが、この感じはちょっとねぇ~。しかも臭い(笑)。 え~い。ままよ。素手で塗りこんでいきます。貴重なトコノールですからね薄く伸ばしていきます。ふんふん。 まんべんなく、トコノールを塗りこんでレザーの床面が湿ったら、こいつの出番。プレススリッカー。名称メッチャかっこええですが、見た目はマッサージのツボ押しですやん(笑)。本来の使い方はコバ磨きで使うものらしいです。 レザーを押し広げるようにプレススリッカーの側面でこすっていきます。結構腕力いるんですよ。これ・・・。 これレザーの床側。さっきまでザラザラだったのが、ツルツルしてるぅ~。裏面処理完了であります。(∩ ゜ω゜)つはい。 次はレザーの吟面。所謂表面ですね。レザーメンテナンスの定番。マスタングペーストを塗りこみましょう。 マスタングペーストは吸収性が良いので、モリモリ素手に塗り込みます。私は手のひらで豪快にオイルを伸ばしました。 こんな感じ。結構ムラがあるように見えるでしょ? 市販されているレザー製品はある程度加工されているので、オイルを塗りこんでもムラはできないのですが、無垢のレザーはムラが出来ますが時間と共にオイルが沈着してきますので、まんべんなく、塗り込めているならご安心下さい。 オイルを塗りこんだら、太陽の光があるところで、レザーをタンニンさせます。 って、雨やぁ~ん・゚・(つД`)・゚・今日は金曜日なので、土曜日、日曜日と日光を浴びてもらいます。 さてさて、早く次に進みたいけど我慢我慢。このサンプルレザーで何作ろうかなぁ~。今から楽しみです。

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ヌメ革製品を綺麗にエイジングさせるコツ

ヌメ革製品を綺麗にエイジングさせるコツ

ヌメ革は購入当初は、綺麗なベージュ色をしています。 ヌメ革製品の魅力は何と言っても購入当初から想像もつかない綺麗な飴色への変色でしょう。 ここで要注意。 最初にチョットした準備と定期的なメンテナンスで光り輝く飴色のエイジングを簡単に得ることができます。 ヌメ革製品を綺麗にエイジングさせるコツ ヌメ革を綺麗に仕上げるには以下のポイントが身軽で効果的だと言われています。 ①1週間日光に当てる 使用前に日光に最低1週間さらすと綺麗にエイジングすると言われています。 名刺ケースなら両面ですので計2週間かかります。 購入したら早く使いたい気持ちを抑えて我慢が必要です。 ②パンストで磨く これは何故か本当に綺麗になる。パンストで毎日磨いてるレザー・フェチは多いです(笑)。 パンスト効果絶大で艶が出ます。これ本当に。 私も恥ずかしながらパンストを買いに行きます(笑)。 既婚者の方はこっそり奥様のパンストをくすねてしまいましょう(笑)。 使い込まれたレザー製品はオーナーのライフスタイル。所謂生き様が刻み込まれてます。 交渉の場所で登場する名刺ケース。綺麗にエイジングしたこんな逸品を出されると私ならもうたまりません。

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デニム用語解説

デニム用語解説

デニムやジーンズを語る上で、比較的よく使われる用語をまとめておきます。 ステッチ 一言で表現するとステッチとは糸の縫製のことでジーンズ各所に見受けられます。 とくにジーンズだけの世界ではなくて,刺繍や手芸の世界で用いられる意味と同じだと思います。 強いてジーンズの世界で言うなれば,ステッチがあえて注目されるのはリアポケット(ジーンズのお尻のポケット)部分のステッチです。この部分はジーンズメーカーによって異なるデザインをされているため,ジーンズ愛好家はステッチデザインを見て, 「オッ!このジーンズは〇〇だな」 と分ってしまうほどです(笑)。 またジーンズ購入時の裾上げ後もステッチが見受けられますが,こだわりのショップなどであれば,チェーンステッチと呼ばれる特殊なミシンで通常を一手間かけた手法を用いて多くのデニム愛好家が支持していることもあります。   パッチ ウエストバンドの右後ろ部分にあるラベルがパッチです。一般的にブランド名,サイズ,型式が表記されています。 材質は紙や動物の革が用いられることが多く,パッチの材質によってパッチそのものが経年変化によりエイジングします。そのため,コアなジーンズ愛好家は,パッチの材質にもこだわる傾向があるようです。 私はレザーのパッチが大好きでジーンズの洗濯を繰り返しレザーが激しくエイジングするが溜まりません。 レザー製の場合カウハイド(牛革)が一般的ですが近年では各メーカーから様々なレザーパッチを装着したデニムがリリースされています。ディアスキン(鹿革)やパイソンレザー(蛇革)などもありレザーの特徴によってエイジングが異なるのでパッチに注目してジーンズを穿き込むのも面白いかもしれません。   コインポケット ジーンズの前右ポケットに付いている小さなポケットがコインポケットです。 ジーンズの5つ目のポケットでジーンズのことを5ポケットパンツと表現することがあります。 別名ウォッチポケットと言われており,ジーンズが発明された当初,腕時計たるものがなく,当時は懐中時計を用いており,懐中時計を入れておくポケットだと言われています。 私的には当時のカウボーイ達は時計より小銭をいれていたのか,もしくはライター(ジッポーライター)を入れていたのではないかと思います。ヴィンテージジーンズの多くがジッポーの形状にアタリの出たものが多いからそのように個人的には推測しています。 どちらにしろコインポケットの用途は今日では少なく,ジーンズのエイジングを語る上でもあまり重要視されていないように思います。昔の名残いわば人間の尾骶骨みたいなものでしょうか(笑)。   リベット ポケットの端など力のかかる部分を補強するために打ち込まれた鋲のことをリベットと言います。金属製で最近は主にアルミが素材として用いられていますが、誕生初期は鉄や銅、ニッケルの合金が使われていました。現在はカンヌキと呼ばれるバータック(ジグザグのステッチ)が主流になっています。 リーバイス・ストラウス社がジーンズのパイオニアとして広く普及したのはその耐久性が評判となったことですが,耐久性の裏側にはリベットの存在が大きいでしょう。 実際に車などが普及してからリベットで車のシートなどを傷つけないようジーンズ裏側からリベットを打ち込む手法などが開発され,それを隠しリベットとも呼んでいます。ファッションデザインだけではなく,ジーンズの機能向上で用いられている地味ですが,非常に有難いパーツなのです。   セルビッチ セルビッチは通称”耳”と呼ばれるものです。 現行モデルのジーンズにはセルビッチは装着されていません。理由としては縫製技術が大きく進歩したためです。セルビッチの従来の役割は旧型織機でデニム地を織る際に、 生地末端のほつれをなくす役割を果たしていました。 デニム愛好家はヴィンテージのレプリカデニムを穿き込むことが多く,アタリでセルヴィッチが浮き出てくることを好むため重要なパーツになっています。お洒落でロールアップして見せたがる人も多いようですが。失われた技術でモノ造りでジーンズを縫製するのであればセルビッチも失われた技術になるのかもしれません。     アタリ ヒゲとはジーンズの特定の部分のアタリを示す言葉で、股から外に放射線状に広がったアタリのことです。見た目が動物のヒゲのように見えたことから、ヒゲと呼ばれるようになりました。 また、この表現はデニムだけでなく、レザージャケットなど革製品に用いることから、使い込んで傷んだ部分とそうでない部分との比較的な表現として広義の意味で用いられることもしばしばあるようです。 【用語使用実例】 ・「アタリが出てきた」 ・「セルビッチにアタリが出てきた。」 … 続きを読む

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オイルドレザーワークブーツのメンテナンス方法

オイルドレザーワークブーツのメンテナンス方法

ブーツと言うアイテムも定期的にメンテナンスを行うと長年愛用出来ると共に、自分のライフスタイルを刻み込むことができる素晴らしいアイテムだ。ここでは、自宅で出来る簡単で一般的なブーツメンテナンスを紹介しよう。メンテナンスと言ってもブーツのレザー・マテリアルによって異なることもあるので、ここでは一般的なオイルドレザーのワークブーツを例に紹介したい。 メンテナンスに必要な道具 ①ブラシ(馬毛が好ましい) ②歯ブラシ(使い古したもので十分です) ③オイルドレッシング ④ミンクオイル ⑤シュークリーム(ここではブラウン) ⑥ウエス・使い古したタオル ⑦シューズ・ツリー ②の歯ブラシについては毛先が固いものは好ましくないので、使い古した歯ブラシを利用することがお薦めです。エコですしね(笑)。 今回メンテナンスするブーツはこちら 今回メンテナンスするブーツはRed Wing8166。 定番のクラッシックモデルだ。メンテナンスを行いながら繰り返し履き続けていくと独特のエイジングを見せてくれるアイテムだ。 一見綺麗に見えるかもしれないが、やはり埃や汚れがあります。このまま穿き続けるとレザーにとっても良くなく、埃がこびり付くと汚れとなってしまう。 シューレース(靴紐)を取り外す メンテナンスを行うまえにはシューレース(靴紐)は必ず取り外そう。 面倒なので、省略する方々も多いと思うが、シューレースがあるブーツは一番埃が溜まりやすいのだ! ブラッシングは気持ち長めの丁寧さで ①の馬毛ブラシで丁寧なブラッシングを。ブラッシングはレザーについた埃を取り除くもので、最低片足10分はかけて丁寧にブラッシングして欲しい。 ※汚れが激しいときはブラッシングの前に固く絞ったタオルで拭き取り、乾かしてからブラッシングすると効果的です。 ②の歯ブラシはここで登場する。馬毛ブラシでは届かないような細かいところは歯ブラシで埃を書きだすのだ。シューレース部分には驚くほど埃がたまっているハズ! コバ周りも歯ブラシで丁寧にブラッシングすることが好ましい。埃を残したままオイルを入れてしまうとブーツに埃が癒着してしまい”汚れ”となってしまうからだ。 シューレースも綺麗にしよう 取り外したシューレース。 実はこのシューレースも激しく汚れていることが多い。せっかく取り外したので面倒がらずに綺麗にしよう。 熱いお湯で絞ったタオルでシューレースを拭きとっていく。 ブラッシングしたブーツもついでに拭きとる。何度かメンテしていくと余分なオイルが残っていたりするからだ。拭きとったあと”乾拭き”するのも忘れずに。 ブーツメンテナンスにおけるオイルの使い分け方 今回はレッドウイングの純正のオイルを使う。 左:④ミンクオイル 右:⑤オイルドレッシング 蓋をあけるとこのような感じ。 ミンクオイルもオイルドレッシングも似たようなものだ。ただブーツに艶を出したい場合はオイルドレッシングが相応しい。今回は艶を出すためにオイルドレッシングを使用してみた。 オイルはひたすら薄く丁寧に塗りこむのがミソ ミンクオイルは素手で塗りこんでも良いが、オイルドレッシングを塗る場合はオイル自身が非常に柔らかいので古布を用いると良い。 オイルは薄く伸ばしていくのが最大のコツです。 たまにベタベタに塗りたくる人がいますが、なんでもやりすぎは厳禁!!余計なオイルも汚れになってしまいます。 仕上げもひたすらブラッシング オイルを塗りこんだ後、再度ブラッシング。ブラッシングを行うとオイルがさらに均一に染みこんでいきます。 … 続きを読む

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