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第2回:ロングワレットを制作しよう

第2回:ロングワレットを制作しよう

今回はロングワレットの小銭入れの部分を制作します。 前回②のパーツにチャックと⑧のカードホルダーをを取り付けたので、④の札入れを取り付けます。 セロハンテープで仮止めアワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! 縫い付け部分をケガいて菱目打ちを行なっていきます。 サクっと縫い付けるとこんな感じ。 右が⑧のカードホルダーの縫い付け部分で、左が④の札入れを縫いつけた部分です。 ④の札入れ部分と小銭いれの隙間もカードケースになる仕様。この仕様は革蛸からのアイディアを惜しげもなくパクる(笑)。 小銭入れを縫い付ける。先に縫いつけた④の札入れを縫い付けないように隙間にゴム板を挟み込んで菱目打ち。 で小銭入れ部分が完成です。 意外と慣れてくると簡単なものです。次回はカードケース部分の制作を行なって、本体に取り付ければ完成!!

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第1回:ロングワレットを制作しよう

第1回:ロングワレットを制作しよう

レザークラフトどんどんハマってまいますねぇ~☆(ゝω・)v そろそろ、定番のあれを制作したいんだけどね・・・。アレ・・・。 そう、ロングワレットを制作するのだぁ~~~!! 実は型紙を温めておりました。 小学生の頃工作で使っていた”工作用紙”ってやつが分厚くて型紙には最適だと最近気付きました。 もちろん、素人さんの私が制作するのであれば、うん。素材を一流に・・・。もちろん栃木レザーの無垢のサドルを使います(笑)。型紙に基いて切り抜くとこんな感じになります。 制作過程は非常にシンプルになるはず。パーツ数は8つです。 その1:②小銭入れの制作 その2:②小銭入れと④札入れ2を縫い上げる その3:②小銭入れに⑧カードホルダーを縫い付ける その4:③札入れ1に⑤⑥カードケース1、2、⑦カードケース3を貼り付ける その5:①本体に縫い付ける と非常にシンプルな工程です。 ②小銭入れを制作します。チャックを取り付ける周辺に菱目を打っていきます。ステッチは3mmで調整しています。 チャックを合わせてみるとこんな感じ。使用するチャックは16cmのチャックです。ボンドで止めても構いませんが、今回私は仮止めを両面テープで行なっています。 チャックを縫いつけたら⑧カードホルダーを縫い付けます。 出来上がりはこんな感じ。です。 しっかりとイノシシの刻印をカードホルダーに打ち込んでいきます。 ここまでは簡単にできました。まだまだ先は長いですよぉ~。

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第2回:ホースハイドで名刺入れを制作する。

第2回:ホースハイドで名刺入れを制作する。

この名刺入れ。実は結構お洒落なんですよね。 制作してみて、思いもよらないご好評を頂いております。めっちゃ簡単な作りなので、レザークラフト初心者にはオススメかもしれません。 様子見て型紙を公開しますね(笑)。 非常にシンプルで、作業はシンプルが故に丁寧さが求められます。菱目をまっすぐ打ち付けてソーイングする箇所を仕上げていきます。 補強の飾りステッチと縫い合わせを行います。 唯一難しいのはここかもΣ(°Д°; ジャンパーホックボタンを取り付けるのは完成を予想した位置に取り付けるので、一発勝負ですから慎重に(笑)。 完成したらこんな感じです。 ホースハイドの特有の凹凸がたまりません。 こ~んな感じで名刺が収納されます。 横から見るとこんな感じです♪ ちょいとお洒落でしょ? どんな経年変化するのかを楽しみに使い込んでみますね!!

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第1回:ホースハイドで名刺入れを制作する

第1回:ホースハイドで名刺入れを制作する

最近、日本経年変化協会のご挨拶回りで名刺交換をさせて頂く場面が多くなりました☆⌒(*^-°)v そこで、ふと気づいたのですが、日本経年変化協会の会長の私が既製品の名刺ケースで良いのかってこと。独学で始めるレザークラフトも開始した分けなんで、名刺入れってスンゴイ基本的アイテムではないのか? って事で、今回は名刺ケースを作成することに致しました!! ビジネス、ビジネスした名刺ケースなんて面白く無いので、ちょっと変わったデザインでこだわりを何か入れたいと思って何度か製図を書いて素材でサンプルを幾つか制作して、仕様を決定しました。   素材はホースハイドで限りなくコードバン 今回の名刺入れの制作に当たっての素材は、ずばりホースハイド!!馬ですよ。馬っ! 馬革の中でも特に高級なレザーで知られるのがコードバンです。コードバンは馬の臀部(おしり(*´д`*))の部分でレザーの床面を綺麗に磨き上げて独特の輝きを持つレザーです。タンナーは姫路の新喜皮革さんとアメリカのホーウィング社と世界に2社しか存在していません。1頭アタリ取れる量が少ない部位であることも高級レザーである理由です。 今回はコードバンを切り取った周辺のレザーで限りなくコードバンに近いレザーです。もちろん新喜皮革さんルートのレザーです。写真はなんとレザーの床面で裏側が吟面になります。なんで、今回は裏面の処理はなし。 パーツを切り出してコバをこの時点で処理します。 水でコバを濡らして、ヘチマで磨いてトコフィニッシュで再度ヘチマで磨いて、木の棒で磨いてストッキングで拭き取ります。 さて、ここから制作に入ります。 次回に続く・・・・。

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第2回:昭和初期の札入れを作ってみせましょう

第2回:昭和初期の札入れを作ってみせましょう

前回、先輩に依頼されて昭和の古いものと思われる札入れと同じものをハンドソーイングで制作予定でしたが、あっさり完成 栃木レザーの無垢のヌメ革と財布の内側は、真っ赤なゴートスキンを用いました。出来栄えは素人にしてはまぁまぁ(笑)。思いっきり飴色にエイジングする日本経年変化協会仕様。 表側はこんな感じ。栃木レザーは美しい・・・。 札入れを折り曲げるのはオーナーに任せたい。これは革蛸流の発想(笑)。 先輩の義父は某大手企業の取締役をされていた方らしく、たっぷりお札が入る仕様(笑)。 小銭入れはついていません。カードケースも仕切りがあるのは2枚と本当にお札だけを入れる目的のお財布です。 同じ栃木レザーの無垢のヌメ革で制作したステーショナリーケースと比較。 ステーショナリーケースはすでに仕様しているので気づかないだけで随分の変化してきました。本日札入れを夜にお渡しするので、喜んで頂けるかしら?定期的にエイジング報告をお願いすることにしましょう。

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デニムの洗い方・穿き込み方(理想版)

デニムの洗い方・穿き込み方(理想版)

実は、日本経年変化協会に最も多いのがジーンズやデニムに関することなんです。 ジーンズの穿き込みに関しては、様々な専門誌や通説がありますよね。例えば 「ジーンズは洗っちゃ駄目だ!」 「洗うときは洗剤を使わない!」 「洗濯機で洗っちゃ駄目!手洗いだ!」 とか様々なご意見があります(゚ε゚)。 実際のとこどうなんでしょう?私は昔から比較的に色落ちが上手と言われます(笑)(ノω`*)んふふ♪。 私個人の意見としては、ジーンズとして広いカテゴリで見たとき、リジッドで現行のデニムを洗濯するのと、ヴィンテージを洗濯するのとでは、ジーンズの傷み具合から見ても洗い方は異なって当然だと思います。今回は広義の範囲で薀蓄を言うのではなく、条件を決めて日本経年変化協会のコンセプトに則った理想的な穿き方をご紹介いたします。その条件とは ・現行のデニムを穿き込む。 ・理想とする色落ちはメリハリのある色落ち の2点を満たす内容でご紹介いたします。なお、この方法は会長である私の経験上の法則です(笑)。   ジーンズの穿き込みは9ヶ月が勝負なんです!! そう、ジーンズの穿き込みとエイジングの関係は当協会では、9ヶ月が勝負だと考えております。私が新品のジーンズを穿き込むときはリジッドではなく、ワン・ウォッシュして糊を落としてから穿き込みます。サイズ調整も楽ですからね。 私が新品のデニムを穿き込むときは、こんな感じで穿き込みます。ポイントは。 ①残暑が緩和される10月に穿き込みを開始する。 ②9ヶ月間で洗濯するのは、3回のみ。 ③洗濯は洗剤を使って洗濯機で洗うべし です。それではもうちょい具体的に解説を。   ①残暑が残る10月に穿き込みを開始する よく、 「汗をたっぷりかいてジーンズに染み込ませて」 と言いますが・・・。正直不衛生ですね(笑)。汗をかくと臭いも染み付きますから、頻繁に洗濯しないと汚いです。頻繁に洗濯するとメリハリのある色落ちはできません。フンワリと全体的に色落ちをします。それが好きって方は頻繁に洗濯するがよろし。 メリハリのある色落ちのポイントは、 如何に最低限の洗濯回数で長時間穿き込むか! が焦点になると思います。色落ちはデニム生地のヨレで濃淡のエイジングが発生しますので、穿き込み期間は必要です。つまり、汗をかきにくい秋~冬にかけて徹底的に穿き込むことが自然になってきました。冬場新品のデニムは温かいですし(笑)。   ②9ヶ月間で洗濯するのは3回のみ 4ヶ月で1回目の洗濯。その3ヶ月後に2回目の洗濯。その2ヶ月後に3回目の洗濯を理想としています。 そうするとこの程度のメリハリある色落ちはどのブランドでもある程度出せます。ちなみに私の穿き込みペースは4回/週です。毎日穿きたいですけど、色んなファッションを楽しみたいので(笑)。洗濯する間隔が徐々に短くなるのは、週4回のペースで穿き込んだ場合、4ヶ月たった時点でヒゲの傾向が中央からセルビッチあたりまで放射状にくっきりつくので洗濯すると。 この程度のアタリは付きます。全体的に色落ちはしませんが、皺が消えることはありません。 後は春の5月に洗って、梅雨明けに洗うとメリハリある色落ちになっています。   ③洗濯は洗剤を使って洗濯機で洗うべし ちなみに、洗濯に関しては洗剤を使って洗濯機で洗いましょう!不衛生だからと言うのもありますが、メリハリのある色落ちは白と青のコンストラクションだと言えます。水洗いだけだと、汚れが落ちきれず、黄色とか緑がかったデニムになってしまうことがあります。ちなみに私は穿き込みから1回目の洗濯だけ乾燥機をかけます。2回目以降は天日干しです。 あくまでも理想的な方法です。大まかに 秋から9ヶ月間穿き込んで、9ヶ月の間に洗濯機と洗剤で3回だけあらう って認識してて大丈夫だと思います。 皆様の自慢の一本をお待ちしております。 … 続きを読む

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年に一度のオイルドレザーの洗浄方法

年に一度のオイルドレザーの洗浄方法

オイルドレザーのブーツは、やはり人気で、RedWingをはじめ数多くのブランドがオイルドレザーを用いた製品をリリースしています。やはり独特のエイジングがその魅力なんでしょう(_´Д`)ノ~ 前回、オイルドレザーワークブーツのメンテナンス方法をRedwing8166をモデルにご紹介致しました。 今回は、夏を迎える梅雨まっさかりと言うことで、私はいつもこの時期にブーツを洗浄します。勿論、夏場でもブーツマンの私ですが、この時期ぐらいにブーツをしまい込む方も多いと思います(笑)。1年に一度のブーツの大掃除をしましょうと言うことですね。 年に数回オイルドレザーワークブーツのメンテナンス方法を実践していても、オイルドレザーは非常にオイルが浸透しやすく残ったオイルがこびり付きやすいのが特徴です。一度レザーに付着したオイルを全て洗い流してあげることが綺麗にエイジングをさせることのコツだと思いますので、今回私流ですが、ご紹介いたしましょう。   雨降りに穿いた後がタイミング的に狙い目 私はこの梅雨の時期の雨降りに穿いた後にこの洗浄を行います。穿いた後2~3日置いておくと、革がカピカピになり、汚れが落としやすくなります。 今回もモデルはRedwing8166です。 雨降りの日に穿いて、未舗装の道も歩いたのでアッパー周辺には泥がこびりついていますヾ(゚д゚;) アッパー周辺の白いステッチが泥で見えてなくなってしまっています。汚ねぇ~~~~。 最初はお約束のブラッシングです 最初はお約束のブラッシングから。 シューレース(靴紐)を外してから馬毛ブラシでブラッシングです。これで泥や埃を落とします。 詳細はオイルドレザーワークブーツのメンテナンス方法をご確認下さい。 アッパー周辺にこびりついた泥は落ちにくいので、使い古した歯ブラシを使ってブラッシングします。 専用洗剤ではなく、サドルソープを使うのが日本経年変化協会推奨です!! RedWingから専用の皮革洗浄剤がリリースされていますが、RedWingから配布されている資料を見るとレザーが傷むと言うような矛盾した表記がありますヤレヤレ ┐(´(エ)`)┌クマッタネ。今回我々が推奨するのがこちら、 サドルソープでございます。 レザー用品全般に使えるので、これなら皮革の損傷は少ないだろうと言う見解です。東急ハンズなどで取り扱いがあり、比較的入手は簡単です。 使い方は非常に簡単で、専用のスポンジに水を含めて、ブーツ全体を濡らしてサドルソープを泡立てます。 スポンジで全体を洗っていきます。この泡が付着したオイルを落としていきます。 アッパー部分は勿論歯ブラシで。ひと通り洗浄が終わるとブーツの内部に水が入らないように流水で洗い流します。渡しの場合はお風呂場でシャワーで洗い流します。そしてタオルなどで乾拭きするとこんな感じ。 まだレザーが湿っているので分かりにくいですが、未洗浄のモノと比べると気持ち赤味がかっています。付着したオイルは黒ずみの原因にもなります。 汚れやすいトゥ部分は顕著に綺麗になります。 もう片方も洗っちゃいましょう(笑)。 バルコニーなど風通しの良いところで1日程度乾かします。100円均一で売られている靴の乾燥剤なんぞを入れておくのも効果的。 見間違えるほど綺麗になります 乾かした後、油分が全く無いので放置すると逆にカピカピになってしまいますので、ミンクオイルやオイルドレッシングを注入してあげる必要があります。詳細はオイルドレザーワークブーツのメンテナンス方法をご確認下さい。 汚れを落とし、しつこくこびりついたオイルを落とし、新鮮なオイルを注入すると驚くほど綺麗になります。 白いステッチも見えるようになりました。 個人的にはミンクオイルよりオイルドレッシングが好きです。防水性重視ならミンクオイルですけど・・・。オイルドレッシングは艶が出せるので、好きです。ここは個人の好みですね(笑)。 やっぱりメンテナンスをしてこそ長く使えて美しいエイジングを醸しだしてくれます。 ブーツをしまおうとしている貴方! 夏もブーツマンで通そうとしている貴方! 一度、この時期に洗浄してみてください。きっとますます愛着が湧きますよ!!

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第一回:昭和初期の札入れを作ってみせましょう

第一回:昭和初期の札入れを作ってみせましょう

会長と一緒に始める独学レザークラフトのコーナー皆様の興味関心を頂き、ありがとうございます。 今回、知り合いの女性の方(私の先輩になるのですが・・・)からこんな依頼を頂きました。 「嫁いで間もなく亡くなった義父の札入れを何とかして欲しい・・・」 それがこちら。 非常に薄いカウハイドにあて布してパイピングされている札入れ。昔三越で購入された品物らしいのですが、革の損傷激しく触るのもオソロオソロの状態。状況をお伝えすると、 「じゃぁ~、同じ型で作ってよ。レザークラフト始めたんでしょ?なかなかの出来だし」 マジっすか?(_´Д`)ノ~ 素人で独学なんですが・・・。でも先輩が元気になるならばと今回制作することに。寸法を計測して製図を作成して型紙を起こす。計5枚とシンプルなパーツです。レザーの端切れを切り抜くとこんな感じ。 すると先輩。 「経年変化するようにしてよ。会長でしょ(笑)?」 ヾ(゚д゚;) ゴッ、ゴメンと言うことで制作費用(材料費)を頂き、ちゃんとできる限り高級な素材で経年変化することを想定に制作することにしました。 再び栃木レザーを入手щ(゚Д゚щ) パーツに切り分けて制作開始。 一番上だけカードケースになっているようなので、オリジナルと同じところを縫い付ける準備をば。 オリジナルはミシン縫いですが、私はハンドソーイングであるため、布が適さない。お洒落な先輩なので、裏地には真っ赤なゴートスキン(山羊皮)を貼り付けることに。型紙より大きめにカットして貼り付けて型紙どおり切り抜きます。これが正しい方法かどうかは分かりません。だって独学だもん。 コバ処理してないので、輪郭はぼやけてますが、オリジナルと一応同じ構造に。 本体の表側。 ステッチは裏地と併せて真っ赤な糸を使ってます。栃木レザーは使い込むと綺麗な飴色になるはずなので、使い込んで美しくなるでしょう。 構造は簡単なので、仕上げを頑張らないと。

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オリジナルアイテム制作ってか夢中で作ってしまいました

オリジナルアイテム制作ってか夢中で作ってしまいました

レザークラフトって奥が深いですねぇ~。やってみて。 革を裁断して穴あけて縫うだけの作業で出来る作品の完成度が決まってきますから。 やってるとハマってしまって写真取るころにはオリジナルアイテムが完成してしまいました(笑)。う~ん。詳細なレポートがかけなくて申し訳ない。 栃木レザーのヌメ革が如何程エイジングするのかを検証してみます。

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第一回:オリジナルレザーアイテム制作

第一回:オリジナルレザーアイテム制作

やっぱりエイジングするオリジナルレザーアイテムが欲しいと思いました。 ことの経緯はこちらをご参照下さい。 今回は素材にこだわって栃木レザーを購入しました。 初めてレザー屋さんに型紙をもって交渉しに行きました。普段のレザーは東急ハンズとかユザワヤとかでしたので(笑)。 レザーの上に型紙を置いて、輪郭を罫書いて・・・。 サクって裁断していきます。 裁断のコツはビビらず、大胆にカットする方が上手く行くような気が私はします。 裁断したら、床面を処理して吟面にはマスタングペーストを満遍なく塗りこんで現在タンニン中(笑)。

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