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穿き込み3年ドライボーンズ

穿き込み3年ドライボーンズ

こんにちは。 日本経年変化協会です。最近、R-18プロジェクトが忙しくて割りと他のことがおざなりに・・・。 頑張ってやってきます。さてさて、今回デニムの穿き込みの報告を頂きました。   ドライボーンズ教科書のようなエイジング 今回のデニムのオーナーは、兵庫県神戸市で美容院Rocka(ロカ)を経営されている和田様。 「3年ぐらい穿き込みました。」 と言うのはドライボーンズのデニム。型式は廃盤モノかもしれませんね。 美容師として頻繁に履きこんでいるのと、様々な薬品が飛んでしまうので、汚れたら気にせず普通に洗っているとのこと。 ヒゲもバッチリ。ボタンフライのボタンの輪郭まで綺麗に浮き出ています。左ポケットの四角の当たりは・・・。煙草の当たりらしいです(笑)。しかし、これもライフスタイルが表現されている立派なエイジングです。 バックスタイル。軽オンスのデニム生地ですが、綺麗なシルエットです。 右のリアポケット部分。ポケットのステッチのかすれ具合など穿き込みを感じさせて良い味が出ています。 左ポケットにはバンダナを入れておられるそうで、柔らかなアタリが出ています。 膝周りには薄手のデニムにしては珍しく綺麗な蜂の巣ができております。 もも周りのタテ落ちとセルビッチのアタリも綺麗に出ています。 足下はエナメルのドクター・マーチン。 50’sスタイルでつな。 ドライボーンズは寿司耳デニムとして国産デニム愛好家の中では知られていますが、私自身も1本しか所有していなく、偶然かもしれませんが中々穿き込みサンプルを実際に目にすることは少ないのですが・・・。 今回和田様の穿き込みサンプルは、特に気を使ったわけでなく、日常に穿き込み、汚れたら気にせずガンガン洗うと言うジーンズの従来の穿き込みで正に教科書通りのエイジングでかなり良いアジがでています。ドライボーンズのモノ作りあなどれません。 和田様綺麗な穿き込みサンプルありがとうございます!!

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手間暇掛けた極上の飴色

手間暇掛けた極上の飴色

今年の梅雨は本当に良く雨が振りますね。 昨日、初蝉が鳴いていました。もう夏は目の前です☆(ゝω・)v さて、そんな夏目前に熱い投稿を頂きました。ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!   手間暇かけてメンテナンスするからこそ得られる極上のエイジング 今回投稿頂いたのは、タクト様。添えられているメッセージを読んで驚きました(」゚ロ゚)」オオオオオッッッ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ はじめまして。この度、初投稿させていただきます。 いつも楽しくHPを拝見させていただいてます。 物はデグナーのレザーメディスンバックです。バイク のイベントで安く売られているものを購入しました。 購入後は裏表、内側を合わせて約1週間日焼けさせま した。使用オイルは主にニートフットオイルを使用し てます。 日頃のメンテナンスは布で乾拭きとブラッシング、あ と手揉みもしています。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 暖かいメッセージありがとうございます。私も励みになります。んで そのアイテムはこちら・・・。 凄ぇムラのない飴色Σ(・Д・ノ)ノアウッ カバーを開けてみても違和感のない飴色にウットリしてしまいます。 バッグの裏側もバッチリの仕上がりですね(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン コバ部分もテカテカしてレザー好きには堪らん・・・。う~ん。 ヘチマでCMCで磨いてもっとピカピカにしたい(笑)。 デグナーは京都に拠点を構えるバイカーの為のレザーブランドですが、こちらのメディスンバッグは廃盤モデルかもしれません。イベントで見つけられたそうですが、掘り出し物ですね!!羨ましい・・・(笑)。私もイベントではブースを必ず巡って、掘り出しモノを探します(笑)。この美しい飴色は一瞬レッドムーンかと見間違えたほどです。 そして驚くべきが使用年数が僅か一ヶ月とのこと…(*´д`)アハァ… まさにスピードエイジングと言えるでしょう。タクト様のこの美しいエイジングは ①丹念な一週間おきのタンニング(日光浴) ②定期的なオイル補充と日頃のメンテナンス メンテナンスは好きじゃないとできないんです。好きな人はメンテしている間は楽しいのですが、客観的に見ると非常に手間暇ですからね(笑)。 タクト様も相当なフリークだとお見受け致しましたゥォー!ヽ(゚д゚ヽ)。 エイジングは手間暇かけた賜物だと言える良いお手本です。 タクト様投稿ありがとうございました。   おまけコメント やっぱりサドルレザーの製品は日焼けをして独特の飴色を醸しだしてくれるのが最大の魅力ですよね。 私も大好きなマテリアルですが、個人的には艶を出したい派手好みなので、ここでサドルレザーの艶出しのコツをご紹介します。 今回投稿して頂いたタクト様はメンテナンスにニートフットオイルを使用されています。ニートフットオイルはレザークラフトでも用いられるオイルで、牛脚骨から得られる液状オイルに樹脂を配合したオイルです。特徴としてはレザーの油分を補い、柔軟性を引き立たせるのが最大の特徴です。 メンテナンスツールもそれぞの目的があり、万能なオールマイティーアイテムはなかなかないのが現状です。艶出しをするためには、艶出しを目的とするオイルが必要で、クリーム系のオイルを塗りこんでから布(キャンパス生地もしくはパンスト)で磨くと艶が出ます。

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革蛸ジャパンの脅威のスピード経年変化!?

革蛸ジャパンの脅威のスピード経年変化!?

こんにちは。 今回は非常に興味深いアイテムが投稿されました。今回は神戸からの投稿です。   無垢のサドルレザーが美しい 今回のアイテムは定番のレザーワレットです。神戸のショップ藍着堂さんと革蛸さんのコラボブランド革蛸ジャパンのワレットです。 ====================== アイテム:ロングワレット ブランド  :革蛸ジャパン 使用期間:約2ヶ月 使用時間:常時 使用状況:ワレットチェーン装着後右リアポケット ======================   綺麗な飴色に焼けてます。まだ長年使用されていないと思うのですが、詳細データを見て驚きました。 なんとこちらの使用期間は約2ヶ月とのこと。ビックリですね。脅威のスピードエイジングと言えます。 新品の時はこんなに白い無垢のサドルレザーです。 通常、ワレットの内側はエイジングしにくいのですが、綺麗な飴色にエイジングしています。 う~ん2ヶ月足らずでここまでエイジングするとは・・・。投稿写真を見て驚きです・・・。 ジッパーフライも綺麗なきつね色に・・・。 カードケースは使用されているようで、レザーが伸びているのが分かります。 リアポケットに入れて使用されているとのことで、ワレットチェーンを装着するブラス(真鍮)部分もデニム等に擦れて鈍い輝きに変化しています。 タンナーは東京下町の老舗である若正皮革さんです。刻印もエイジングで焼印のようになっています。   日頃のメンテナンスがエイジングを加速させる この脅威のスピードエイジングをどのように行ったのか?投稿者に確認してみると、日頃から細やかなメンテナンスを行なっておられました。まとめると次の通り。 =============== スピードエイジングのためのメンテ =============== ①まずは品質の良いレザーを使ったレザーアイテムを選ぶ。 ②使用するまえに、レザーオイルを塗りこむ(投稿者はマスタングペースト) ③表面を1週間タンニング(日光浴)させる。 ④裏面を1週間タンニング(日光浴)させる。 ⑤毎日使う。 ⑥毎日、お金、カードを抜き取ってパンストで磨く。 ⑦2週間に一度、オイルを入れる。 だそうです。 素晴らしいエイジングですね。皆様も是非お試し下さい。   皆様の投稿をおまちしております。 … 続きを読む

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ヌメ革の名刺入れ

ヌメ革の名刺入れ

今回投稿頂いたのは、兵庫県は神戸市IT企業社長の秋國様。 起業当時からご使用されている、名刺入れを投稿して頂きました。 ヌメ革は変色のエイジングが魅力!! ========================= ブランド :TIP ZONE KOBE 使用年数:7年 使用頻度:毎日 手入れ :愛情込めてる 【備考】 2011年にオイル補充されたそうです。 ========================= ヌメ革製品は使用前はベージュのようなカラーですが、使い込むことによって飴色に焼けてくるのが大きな特徴で最大の魅力です。 社長は愛情込めてると仰ってますが、ノーメンテナンス。 何でも会社の創業時の時から使い続けているもはや一心同体のアイテムと言っても過言ではありません。 エイジングしたヌメ革はまた独特の光沢を放っていますねぇ~。 ノーメンテナンスの割に、内部も綺麗にエイジングしています。 これはやはり愛情がなせる技なんでしょうか(笑)? 私もそうですが、レザーフェチなレザー愛好家の多くはヌメ革製品を非常に好みます。一目瞭然であり、購入時とは全く異なったエイジングをするのが魅力です。 秋國様、ご投稿ありがとうございました。

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ステュディオ・ダ・ルチザンSD201穿きこみサンプル

ステュディオ・ダ・ルチザンSD201穿きこみサンプル

こんにちは。日本経年変化協会です。 昨日のブログではステュディオ・ダ・ルチザンをご紹介させて頂きました。穿きこみサンプルをご提供して頂いた株式会社ワイズエッグの松井部長から 「もっと穿き込んだやつあるで」 とのことでそれならば是非拝見させて頂きましょう。と言うことで拝見させて頂きました。 一瞬ヴィンテージ?と思ってしまうほどのエイジングと特徴的なセルフリペア こちらはステュディオ・ダ・ルチザンSD201と言うモデル。松井部長曰く 「もう絶版モデルじゃないの?」 とのこと。 なんでも19歳の学生時代に購入されて履き続けているそうです。セルフリペアが失敗したとのことですが、そこが逆にヴィンテージっぽい雰囲気を醸し出しています。 強烈なヒゲとタテ落ちを通り越して腿全体がエイジングしています。 テロテロになってます。オーナーの松井部長は夏専用モデルにしているそうです。 セルフリペアではどうしようもなく、2~3ヶ月前にリペアショップで修理されたそうで、綺麗になったそうです。 10年以上穿き続けるって素晴らしい。 リア周りは農夫のヴィンテージのように柔らかくエイジングしています。 右リアポケットはワレット(長財布)の形跡が・・・。 14オンスですが、おっしゃるとおり蜂の巣ができています。 通常のデニムで蜂の巣を創りだすのは洗濯のタイミングらしいです。今度是非聴きだしてご紹介致します。 すそ周りもセルフリペアされたらしいです。 ローテクスニーカーを履いた際に裾がボロボロになってしまったと。 穿き込んだデニムにさらに愛情を注ぐ。これはレプリカデニムでもなく、ヴィンテージでもなく、もはやオーナーのオリジナルデニムといえるでしょう。素晴らしい。

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